アナログフィルムカメラ
Posted on 2012年5月14日(月) 00:49
今やiPhone+色々なカメラアプリで味のある写真が気軽にtwitterなどに投稿できる時代ですが、敢えて変な事をしてみる人がいるのも世の常。
という訳で、なんとなくフィルムで写真を撮影してみるってことをやってみる事にしました。
父が持っていたRollei35というカメラがあったのでそれで撮影してみました。
このカメラ、近年のデジタルカメラに比べると非常に面倒です。
まずフォーカスがマニュアルです。
それは当然なのですが、レンジファインダーでも一眼レフでもなく、人が距離を判断しないといけません。
被写体まで3メートルくらいかな? と目測した上で「3m」と書かれたところに目盛をあわせるというピント調整方式です。
でもそんなのよく分からないので被写体までの距離はレーザー距離計で測距しました。
無駄にセンチ単位で測れます。
いったい何やってんだろうって思いますが気にしないようにします。
こちらがモノクロネガフィルムで撮影したもの(をスキャンしたもの)です。
まぁ、とりあえず写ってはいるようです。
Rollei35は小さくて良い感じなのですが、レンズが暗く、何よりもピントが合ってるのかどうかよくわからないってことで、もう一台、どうせならって事で、機械式カメラ(シャッター時間などが機械式に制御される)を入手してみました。
Nikon F2というカメラです。
当時の高級機種ですが、ヒット作なので大量に市場に流通している(と思う)
このカメラ、一眼レフなのでフォーカスはバッチリ合います(たぶん)。
しかし、露出がやっぱりマニュアルです。
さらに露出計もありません。
「今日は晴れてるし、正午だし、こんなもんの明るさかな? じゃあ絞りとシャッターをこんなものにしよう。」
・・・ってやるわけですが、そんなの僕に判るわけありません。
しかも結果は現像してみるまでわからない。
こりゃなんとかせねばって事で登場するのがiPhoneですよ。
iPhoneのカメラの露出制御値から被写体の明るさを逆算して露出計の代わりにしてみました。
左は検証用の露出計です。最初からそれ使えというツッコミはなしで。
(このアプリはちゃんと完成させて公開予定!)
上記iPhoneアプリによる露出計算とリバーサルフィルムで撮影した結果がこちらです。
リバーサルフィルムはラチチュードが狭い(ダイナミックレンジが狭い)ため、露出がぴったり合っていないとイケナイと聞いているので、この結果はちゃんと露出が取れてると考えていいでしょう。いいですよね。
被写体をみつけたら、iPhoneのカメラを向け、露出を計算し、フィルムで撮影、現像を行い、出来上がったフィルムをデジタルカメラで撮影する・・・・。一体自分が何やってんのかよくわからなくなってきましたが、まぁ楽しいです。